島田洋七 著 徳間書店
この本が面白いというのは半年くらい前にラジオで聞いていましたが、
今の私に本を読む時間はなさそうなので買うつもりは全くありませんでした。
でも先日書店で手にとって、プロローグのところの次の文を読んでしまって、
余りにも面白そうなのでそのままレジへ。
その文はこの本のプロローグの初めの6行です。
ある夕ご飯の席のことだった。
「ばあちゃん、この二、三日ご飯ばっかりでおかずがないね」
俺がそういうと、ばあちゃんはアハハハハハハハ・・・・・・と笑いながら、
「明日は、ご飯もないよ」
と答えた。
俺とばあちゃんは、顔を見合わせると、また大笑いした。
洋七少年が小学生の頃のお話です。
読み始めると本当に面白くて一気に読んでしまいました。
前半 とても面白くて大いに笑い、後半 涙 というまるで韓国映画のような本でした。
***追記***
後半の "涙” は決して悲しい涙ではなく、感動の涙です。
笑って、感動して、とってもいいお話でした。
どんな苦難の時にも笑って過ごす”がばいばあちゃん”に元気と勇気をもらいました。