前回の続きです。
我が家より更に南に位置するくるみのかかりつけ病院からMRIを撮っていただくことになった吹田市の病院まではかなりの距離があります。
しかも、ご存じの通り私は普段ご近所周りしか運転しません。
高速で大阪市内を通りぬけもっともっと北部の千里(せんり)へ。
高速で大阪市内をず~っと昔に一度だけ通った事ありましたが、その時の印象は「
無法地帯」(笑)
またあの無法地帯を通るのね、とちょっとドキドキ。
道も全然わからないけど、それはナビ様にお任せ。
ナビ様は時々大嘘をおつきになるけれど、どうか今回は大嘘つかれませんようにと祈りつつ。
病院から5分も走れば高速の入り口。
余程私が初心者に見えたのか、料金所のおじさんが「どこまで行かれます?」と聞いてくださいましたが、私の答えは「よくわからないんです。千里の方です」
というと、何やら地図をくれて、どこどこで降りて~~と説明してくださいました。
が、すみません、そのどこどこがどこなのかさっぱり分からないので、やっぱりナビ様にお任せいたします。
くるみがぐったりするようになった28日以来、キャリーにはいれずに車に乗せていました。
その日もそうだったのですが、何故か高速を走行中にごそごそと起きだすくるみ。
トイレなのか?吐きたいのか?
わからないけど、とにかく今は止まれないのよ~、とくるみを左手で押さえ、右手だけで運転。ひえ~。
背中をさすっているとおちついたようだったので、そのままさすりながら、更に右手だけで運転。ひえ~。
そんなひえ~も有りましたが、ナビ様のご機嫌も麗しく、無事に病院へ着きました。
建物がとても綺麗です。
受付の方も良い感じの方でした。
くるみが喉が渇いてるのじゃないかと思い、水を飲ませたいのですが、というと「MRIを撮るので水は・・・」と言われました。
そうでしたそうでした。知ってたのに、うっかりしてました。
しばらくすると、2階で待つように言われ、エレベーターで2階へ。
またしばらくして、診察室から呼ばれました。
今までの経過を先生にお話しして、くるみは看護師さんに奥へ連れて行かれました。
その後、血液検査の結果が良くても、脳の病気が有る場合麻酔は非常に危険で、検査中に死ぬ場合もありますが、どうします?と言われました。(これは前にも書きましたが)
ちょっと迷いましたが、今のままではくるみは苦しいだけ、もしMRIではっきり病気が分かって治療ができればくるみが苦しくなくなるかもしれない、と思って決断しました。
でも、そんなに危険だと思ってなかったので、このままお別れになってしまっては嫌だ!と思い、先生に「もう一度会わせていただけませんか?」とお願いしました。
先生は「いいですよ」とおっしゃり、奥へ行かれました。
看護師さんが連れてきてくださると思っていましたが、その先生がエリザベスカラーをつけられたくるみを抱いてこられました。
その、抱き方が。
それはそれは大事そうに、優しく抱いて連れてきてくださったのです。
私は本当に感動して、良かった、くるみ、この病院へ来られて、この先生に診てもらえて本当に良かったね、と思いました。
診察台に乗せられたくるみはさっきより少し意識がはっきりしているように見えました。
頭を撫でて、「くるみ頑張ってね。」とエールを送り、別れました。
先生は、「くるみちゃんだけが特別に危ないという訳じゃありませんよ。皆さんに同じお話をしてますよ」と言われました。
検査は8時くらいまでかかると言われていましたが、私が呼ばれたのは9時頃でした。
検査結果を説明してくださったのは、また違う先生で、画像診断専門の先生ということでした。
その先生の判断で無麻酔でしていただけました。
さて、この後、もう真っ暗な中、怖~い高速でまた帰ったのでした。
くるみは疲れたのかずっと大人しく寝てくれていたので、昼間のような危険はありませんでしたが。
ナビが「この信号を右です」って言うときは良いんですけど、「もうすぐ斜め右方向です」とか言うの、よくわからなくないですか?
斜め右ってどっち~~??みたいな。
無事に帰ってこれたのは、11時くらいでした。
くるみは水をたくさん飲み、おしっこをして寝ました。
かかりつけの先生に帰ったら遅くても良いから電話で結果を教えてほしいと言われていたので電話しました。
こうしてくるみにとって長い一日が終わりました。
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お花が増えました。ありがとうございます。
私へといただいたお菓子も供えました。
こんなに短い生涯ならば、こういうお菓子を少しくらい食べさせてあげれば良かったなぁ、と思うけど、もう一度やり直すことができてもやっぱり食事制限するかもしれないなぁ。
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