お散歩にいく姿も
寝ている姿も
元気な時と全然変わらないように見える。
この子が重病だとはとても思えないんだけど。
でも一口も食べ物を口にしない。
白目が黄色くなってきた(黄疸)。
おしっこも濃い黄色(肝臓障害)
食べ物はアイスやプリンやミルクや梨など、何か少しでも口にしてくれないかと試してみたけど、舐める事もしてくれない。
匂い嗅いで、横を向く。
でも、重病の子って毛艶が悪かったり、目に力が無かったり、よたよたにしか歩けなかったりするものでは?
はなちん、今のところめっちゃ毛艶いいですよ。
しっかり歩くし。
昨日府大で会った方にも13歳には見えない、もっと若く見えるって言われたし。
昨日は府大で朝9時の予約でした。
駐車場ではなを車から出したときに、ちょうど担当の先生と会いました。
中へ入りながら、手術をしないことを告げると、とても残念そうにされました。
先生には大変申し訳ないと思うけれども、不思議と心は揺らぎませんでした。
昨日は放射線治療の日だったそうです。
放射線治療ができるのは、関西では三重県に一箇所と府大だけだそうです。
そのため、遠く神戸や奈良からも来られてました。
大阪市内から電車で来られた方は、2時間かかったと仰ってました。
その方のわんちゃんは癌と診断されたので、CT検査をするために来られました。
CTは大阪市内にも一箇所できるところが有るのですが、そこでは
20日と言われ、府大ならすぐにできると言われたので来られたそうです。
はなの場合もそうでしたが、CTもすぐに撮ってもらえるし、もし手術ならすぐにしていただけるというのは、本当に有りがたいことです。
府大の診察室でのはな
担当の先生はまだお若い先生でしたが、本当にいい方でした。
外科医としては手術にかけてみるという決断を待っておられたと思います。
本当にがっかりされたご様子でした。
それでも私の決断を「間違いじゃないと思いますよ」と言ってくださいました。
そしてはなの事を愛おしそうに何度も撫でてくださいました。
最後にエレベーターまで送ってくださり、僕らに出来ることが有ったらいつでも言ってください、とまで仰ってくださいました。
大学病院にお世話になったのは初めてでしたが、実はお友達からの話を聞いて、余りいいイメージを持っていませんでした。
もっと先生は偉そうにしているかと思っていたし、もっと手術を迫られると思っていました。
昨日は結構待ち時間が有って、待合ロビーで待ってる間にはなが吐いてしまいました。
備え付けのトイレットペーパーが有ったのでそれで拭きながら、たまたま側にいた知らない先生に「吐いてしまったんですけど」と言うと、「緊張するよね~」と言いながら片付けてくださいました。
府大に来るのは重病の子たちばかりです。
飼い主はとても不安だから、先生が優しく、気持ちよく診察や検査を受けることができるのは本当に嬉しく、ありがたいことです。
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