絵門ゆう子さんが亡くなったと言う事を私は昨夜まで知りませんでした。
昨夜テレビをつけたら、そこに絵門さんが体調が悪いのに公演に行く姿が映っており、
絵門さん頑張ってるな~と思って見ていたら、その公演が最後になったとナレーションが流れました。
「なんでぇ~?」と思ったら3日に亡くなったとのこと。
3日と言えば10日以上前ではないですか。
全然知りませんでした。
絵門さんの著書「がんと一緒にゆっくりと~あらゆる療法をさまよって~」を読んだことがあります。
絵門さんはお母様が癌で亡くなられてその折に病院でとても嫌な想いをしたので、
自分が癌を宣告された時、病院(西洋医学)には行かない事を決め、
あらゆる民間療法や健康食品を試した事を書かれてました。
そして最後には聖路加病院で診察を受ける訳ですが。
がんに限らず、不治の病気と診断された人やその家族は誰でも奇跡を願い、
あらゆる物に「藁をもつかむ思い」ですがろうとするだろう。
絵門さんは経済力も有ったからあそこまでできたと思うけど。
絵門さんも書かれてたけど、民間療法や健康食品で本当に治った人が、
本当にいるのかもしれない。
でも民間療法などは治ったという話ばっかりして、治らなかった人のデータが全く無い。
私は母が癌を宣告されてから、色々健康食品や民間療法の本を読んだけど、
そのどれもが怪しげなものばかり。
どうして怪しいと感じたかと言うと、やっぱり「治った」という人の話ばかりだからだ。
それなのに、その「治った」人の体験談や症例が全て仮名で書かれている。
もし私が本当に健康食品などで癌が完治したなら、世界中の人に教えてあげたくて、
どうぞ本名を公表してください、と言うだろう。
なんなら、私が説明に伺いましょうか、とまで言うかもしれない。
仮名ならどんな嘘八百も並べられるだろう。
それでも、どんなに怪しいと思っても、万が一の奇跡を願ってそういうものに手を出すのが不治の病に侵されてしまった患者や家族だ。
そういう人を騙してお金儲けしている人の罪は大きいと思う。